Japanese

April 27, 2016

結婚制度と財産

多くの文化において、結婚は、複雑な伝統、儀式、信条、タブーなどと関係し、非常に尊重されています。 しかし、どんな関係にあったとしても、結局のところ、結婚とは契約です。片方が片方の親族に対し、忠誠であれ安全であれ、ある形を以って、互いに貢献し、ある便益を受益する(減税や免税など)ということを意味します。しかし、この契約は一生続くわけではありません。 メイヤー・インターナショナル代表取締役リチャード・ケイン氏は、結婚における経済や財政問題が、夫婦間の幸せの妨げになってはいけないと話します。 結婚とは? 結婚はユニオン(結合)である、とよくいわれますが、このユニオンとは一体何なのでしょうか。 それは、各国の結婚に関する法律によって異なってきます。 長年にわたり、今日においても、多くの国において、結婚制度は、妻を夫の保護下においてきました。これにより、女性の権利や財産は、夫の財産にひっくるめられてしまうか取られています。女性が、結婚の前でも後でも、過去に所有していたもの、稼いだものは全て、夫の所有物となってしまうのです。妻は基本的に全ての権利を失います。時に、離婚や別居後においても、これは続きます。 一部の国では夫婦別財産制度を設けています。結婚前、結婚中、結婚後のいずれの段階であっても、夫婦はお互いの財産をお互いの名義において所有します。共有財産とする際は、複雑な例外規定、ルール、法令が適用されます。 地域財産というものがあります。通常、これは結婚後の共有財産を意味します。例外として、結婚前から共有することもあります。夫婦別財産制において、これは簡単には切り離せない制度となっています。 結婚における利益と損失とは何でしょうか。日々の役割、財政、子育て? 結婚がダメになったらどうしようなどと不安に思う必要はありません。結婚中に考えなければならないことは山ほどあるのです。お互いが平等のユニオンだと考え、法律関係だと思わず、例え一生を分かち合うことに不安を感じることがあっても、率直に話し合うことが重要です。 若い夫婦は、将来直面するであろう財政的な問題を知りません。老夫婦は、前妻、前夫、子供、財産など、物事が複雑化していきます。リチャード・ケイン氏はこうアドバイスします。なるべく早く家計について話し合いましょう。そうすれば、オープンでしっかりとした基礎プランが生まれ、二人の関係も強くなるでしょう。 投資や資産形成に関するお問い合わせはこちらまで。 メイヤー・インターナショナル 代表取締役 リチャード・ケイン (+66) 02 611 2561.
April 27, 2016

「生命保険の活用法」

ほとんどの人は、生命保険についてきちんと理解していると思っています。しかし、生命保険には、みなさんが思っているより多くの使い道があります。 生命保険の基本は、保険料を支払い、有事の際に保険金が家族に支払われるということですね。みなさんはその保険金は何のためのものか、そして家族に対し、異なった使い方があることをご存知ですか? メイヤー・インターナショナルのリチャード・ケイン氏は、「生命保険は、十分なお金や財産を持っていない人にとっては、生活費に直結するものだが、財産を持てば持つほど、興味深いものだ」と言います。保険金は何に求められており、何に使うのか、これこそが、保険金の使い方に関する最も一般的な考え方です。   保険金の使い方:相続税の支払い   ご家族の中に、多大な資産をお持ちの方がいらっしゃる場合、その方がなくなったとき、相続税が遺族にとって大きな負担となり得ます。多くの場合、相続税は、財産を人から人へ譲渡するときに課され、時として多額です。ですから、富裕層は、相続税をカバーできるほどの高額の生命保険をかけることが多く、こうすることにより、被相続人は相続税の負担を逃れるために資産を売却しなくて済みます。 リチャード・ケイン氏はひとつの例を提示し、お話してくれました。 2千万ドルのアパートを息子に残し、父親が他界しました。そのアパートは何世代にもわたって、その家族が住んでいて、一族の大切な遺産だったので、父親は息子に、決してそのアパートを売らないよう言いつけました。 息子が支払わなければならない相続税は、300万ドル。息子がそのような大金を持っているとは通常は考えられません。息子は、父親の望みを叶えられず、アパートを売るしかないのでしょうか。 生命保険に詳しい人(または、メイヤー・インターナショナルのリチャード・ケイン氏のような生命保険に関するコンサルタント)は、そのアパートを遺族に残すために、生命保険を使うでしょう。 投資や資産形成に関するお問い合わせはこちらまで。 メイヤー・インターナショナル 代表取締役 リチャード・ケイン (+66) 02 611 2561.
May 12, 2016

信託とは

不動産投資計画の次は、信託について考えてみましょう。 あるケースでは、信託は遺言ではできないことが可能になることがあります。信託は遺言同様に、遺族の財産を守るものですが、かといって、信託は遺言に完全に代わるものではないので注意が必要です。 メイヤー・インターナショナルのリチャード・ケイン氏は、自分の財産がいずれ分割される際に、どういった手段があるのかをしっかり調べておくことが重要だと話します。 信託とはなにか 遺言は、財産全体をどう分割すべきかについて指示をするものです。一方で、信託とは、特定の財産管理を指示するものです。例えば、信託では、生命保険の保険金や、子供に遺したある特定の財産を管理することができます。 信託は、条件を付けて管財人を定めます。管財人は、一定の目的に従って第三者に財産の管理または処分を行わせるものです。例えば、未成年が成人したときに財産を受け取れる、のように、時期を決めて財産分与することが可能です。 リチャード・ケイン氏は、個人及び法人いずれも管財人になることが可能なので、財産分与がどれほど形式ばったものか、または複雑なものかにより管財人を選ぶことが重要と言います。 信託の種類 幸か不幸か、信託にもたくさんの種類があります。 生きている間に行う信託、これであれば、生きている間に信託の内容を変更することも可能です。変更するのに受益者の署名が必要な信託もあります。遺言によって信託を行うことも可能です。リチャード・ケイン氏によると、遺言と信託を両方行うのは一般的ではないとのことです。また、死ぬ前に、財産に関する税制や法律を調べ、対策しておくことが重要です。 面倒ですか? 信託を行う主な理由は、節税や遺言執行のためです。問題は、財産の種類によって適用される法律が異なり、法律の専門家でないとわかりづらいということです。 弊社では、そのような専門家が、あなたの財産を守るためにコンサルティングいたします。   投資や資産形成に関するお問い合わせはこちらまで。 メイヤー・インターナショナル 代表取締役 リチャード・ケイン (+66) 02 611 2561.  
May 12, 2016

遺言

これまで何度かこのブログでお話してきたようにpost、不動産投資には事前の準備が必要です。そして、最初の基礎的事項が遺言です。 遺言とは 遺言とは、貴方の将来に関する取り決め、貴方が一生懸命働いて稼いだお金をどう使うかを決めるものだと考えて良いでしょう。簡単に言えば、財産をどのように家族に分けるかということですが、残す財産が多いほど、遺産分割は複雑な問題となります。 思い立ったが吉日 自分が死ぬ前に、死んだ後に必要なことを考える時間はたくさんあるはずです。しかし、時には専門家のアドバイスが必要なときもあります。メイヤー・インターナショナル代表取締役リチャード・ケイン氏は、簡単に作った遺言は後でとんでもなく複雑な問題を引き起こすといいます。 遺族に何を残しますか。リストを作る必要はありません。しかし、全てのものに価値があることを認識し、誰に譲るかを考える必要があります。リチャード・ケイン氏は、遺言は明確に、正確に自分の意思を伝えるものでなければならないといいます。死後、遺産分割協議に貴方は出席できませんから。 素人がしっかりとした遺言を作ることは非常に難しいのです。また、国によって遺言や遺産協議に関する法律は異なります。是非弊社の専門スタッフにご相談ください。   投資や資産形成に関するお問い合わせはこちらまで。 メイヤー・インターナショナル 代表取締役 リチャード・ケイン (+66) 02 611 2561.   リチャード・メイヤー・ケイン カナダ・モントリオール州ケベック生まれ。 ロンドンに上場するアジア・ウェルス・グループの代表取締役。東京で、メイヤーグループの代表を15年務めた後、現在アキコ夫人と二児とともにバンコク在住。 リチャード・ケインは、アジアにおける資産マネジメントについて、19年以上の実績を持つ。日本人に対しても、国際税務、資産管理に関するコンサルティングを行う。